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【怖い話】人生最大の恐怖体験「占い師の告白」

石にまつわる不思議な話 不思議な話

こんにちは。スピリチュアルタロット占い師 奏音(かのん)です。

いつも読んで下さって、ありがとうございます。

さて、今日は、ワードプレスにお引越しして初めての、怖い話をしようと思います。

これは、まだどこにも話していないレアな恐怖体験です。

はじめに

これは、私が20代前半に体験した話です。当時は、まだ実家に住んでいました。14階建てマンションの2階で、広い駐車場をはさみ、もう1棟同じ作りのマンションが向かい合っているという構造でした。

家の中は、私の部屋のドアを開けるとリビングで、すぐに固定電話が置いてあるというレイアウトになっています。

早朝に鳴り響いた電話の音

ある日の早朝、部屋で寝ていると、睡眠を切り裂く、けたたましい電話の音が鳴り響きました。父親が電話に出て、誰かと会話をしています。

「はい。はい。えっ!? はっ!?・・・ち・ちょっちょっと待ってください」

そういうと、私の部屋のドアを荒々しく開けて、父が私を覗き込みました。

「もしもし、うちの娘ではないです。いえいえ・・・はい。どうも」

それで、電話は終了したようですが、朝から物々しい雰囲気になり、家族が起き出してこないわけがありません。

『お父さん、なんやったと?』

父の話によると、さっきマンションの間の駐車場で、上から落下したであろう若い女性の遺体が発見されて、身元確認のため、管理人さんが、マンション内で若い娘さんがいる家に、片っ端から電話をしているということでした。(当時はまだ個人情報ダダ洩れの時代です)

一通り話を聞き終えると、気の毒に・・・と言いつつも、平日だったということもあり、仕事のある家族はそれぞれの部屋に戻り、改めて朝まで寝る事に。

私の部屋は駐車場に面しているので、なんとなくカーテンを開けてみました。

目に飛び込んできたのは衝撃的な映像

外を見てみると、警察官が数人ウロウロしているのが目に入ります。

そして、なんと私の部屋から見える場所に、ブルーシートが敷かれてありました。

真ん中あたりが、盛り上がっています。

ちょっと離れた場所に片方だけベージュのヒールと、バッグがバラバラに落ちていました。

ブルーシートをよく見ると、つま先部分が、微妙に出ています。

そして、その反対側には、髪の毛が少し見えます。

多分、長い黒髪の毛先が見えているのだと思いますが、

その毛先と、つま先の向きから想像すると、身体は真っ直ぐではなく、なんというか捻じれているのだろうと・・・容易に予測がつきました。

その光景からそのまま真上に目をやると、向かい合っているマンションの外階段が14階まで続いています。その上の方の階の踊り場にも、警察官が数人いました。

きっと、そこから飛び降りたのでしょう。

真夜中の出来事

私はその日、出かける予定はなかったため、ずっと家で過ごしました。

そして普通に一日が過ぎ、夜が訪れました。

寝ていたところ、真夜中に、

ダン、ダン、ダン

と部屋の窓ガラスを叩くような音がして、目が覚めました。

ここは2階です。

えっ!?と思いながらも、風かもしれないし、野良猫か何かもしれませんし、

確かめるために、さーっとカーテンを開けてみました。

暗い中、ベランダに半透明の女性が立っていました。

首は折れ、髪は乱れ、血の気のないうつむきかげんな顔は、私を見上げています。

目が合ったその瞬間、窓を開けていないのに、

その女性は、ベランダから窓ガラスを通り抜け、

こもったような声で、

「ねぇ、一緒に死んでぇ・・・」

そう言いながら、すーっと部屋に入ってきて、私の手を握ってきました。

とても冷たい手でした。

九死に一生

その後の私の記憶はありません。

次に気がついたのは、泣き叫ぶような母の声が聞こえてきた時でした。

「かのん。かのーん!!!」

その母の声で我に返ったとき、私は、自分の部屋の向かいにあるマンションにいました。

外階段の踊り場の手すりに右足をかけて、今にも飛び降りそうな格好をしていました。

その場所は、今朝見た時、警察官が立っていたところです。

あの女性が飛び降りたであろう、高い階の踊り場です。

もし落ちていたら、確実に、今私は、この世にいないでしょう。

母は、私になにか大変なことが起きそうな時だけ、不思議な閃きがあります。

誰かが、奏音が大変と、教えてくれるのだそうです。

普段は、いたって普通の主婦ですが、その母の力に、これまで何度となく、私は助けられました。

それに、私は、いつもお清めをした塩を持ち歩いています。

毎月1日に、新しいものと取り換えるようにしていますが、何か危ないことなどあったときは、なぜか1か月経つ前に、どこかへ消えてしまいます。

この経験をした時も、かばんの中の塩がなくなっていました。

もしかしたら、これも母とつながり、命拾いできた要因の一つかもしれません。

後日

その後、マンションの管理人さんから、この女性は23歳。少し離れたところにあるアパートに住んでいて、失恋を苦に飛び降りたということを教えてもらいました。

私が体験してしまったのは、

飛び降りてはみたけれど、亡くなった自覚がなく、生身の人間に取り憑いて、もう一度試してみるという、自殺の名所と言われているところでは、よく起こる現象です。

私が、偶然ブルーシートを見てしまった時、きっと女性の魂はまだそこら辺にあり、歳の近い私を見つけて、寄ってきたのでしょう。

管理人さんにこの話をしたところ、同じような目に遭う人が出てきてはいけないからと、

お坊さんを呼んで、お祓いをしてくれました。

さいごに

私がこの経験を通してあなたに伝えたいこと。

それは、つらいからと自ら命を絶っても、そのつらさから解放はされないということです。

同じ場所に留まったまま、ずっとずっともがき苦しむのです。

鑑定でも、亡くなった大好きなご身内の元へ行きたいって、泣かれる方もいらっしゃいますが、そんなことをしたら、再会することさえ、二度とできなくなってしまいます。

時間が解決してくれるってよく言いますよね。

生きていれば、新しい時間が流れていきます。時と共に、自分次第で楽しい経験を積んで、つらい過去に上書きする事だってできるのです。

生きているが故の悩みも、生きていればこその学びです。

天寿を全うして堂々と胸を張って、魂の故郷へ戻りたいですよね。

どうしてもつらい時は、奏音にお悩みを打ち明けてください。

お話しを聞くことくらいなら、いつでもできますから。

今日も読んで下さって、ありがとうございました。

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